絵本『マララさんこんにちは』~ローズマリー・マカーニー 文/西田佳子 訳~:感想: 『知識という武器を持ちましょう。連帯と絆という盾を持ちましょう。』『ひとりの子ども、ひとりの教師、1冊の本、そして1本のペンが世界を変えるのです。』今日紹介するのは、ローズマリー・マカーニー(国際NGOプラン) 文西田佳子 訳【マララさん こんにちは】~世界でいちばん勇敢な少女へ~大人向け<西村書店>*―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―**―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―*※図書館のシール部分をふせんで隠しています^^こちらは、絵ではなく、写真に言葉をつけた本となっています^^なんだか、ドキュメンタリー番組をみているようでした。マララという女の子を知っていますか?タイトルにもありますが、世界を揺るがしたとても勇敢な女の子です。2012年10月9日、マララは銃弾に倒れました。彼女を襲ったのは、彼女の行いを良く思わないイスラム過激派武装集団タリバンの一員。マララは、“すべての人が教育を受ける権利がある”と、声を大きくして訴えていました。それが気に入らない人たちの手によって、消されようとしていたのです。しかし彼女は、倒れたままではありませんでした。イギリスで治療したマララは、さらに強くなりもう一度立ち上がってきました。その様子は、テレビでも報道されていました。それからの彼女は、ノーベル平和賞を受賞するほどの活動をしていくことになるのです―この本のあらすじは、そんなマララに勇気をもらった世界中の女の子からのメッセージとなっていました。貧困や差別、戦争、いろんな痛みの中で、声もあげられず生きている子どもたちは、マララをリーダーであり、友達だと思っている。マララは、恐れることなく世界に向けて“負けない”と言ってくれた。そして、教えてくれた。全ての子どもたちには教育を受ける権利があると。怯えているだけじゃなく、声をあげていかなきゃね。マララを応援しているからね。私たちも一緒に手をあげるから。この本の最後に、彼女の言葉が載っているんですが、一度死の淵を歩いて、マララには怖いものがなくなったそうです。逆に、強さと力と勇気が生まれたと。当時まだ15歳です。私が15歳のころなんて、世界のことなんて考えもしなかった。。“殺されるかもしれない”とわかっていても、世界のために声をあげていく覚悟を決めた彼女。マララは、世界平和に必要なのは教育だと訴えています。無学(無知)、貧困、不正、テロリズムに立ち向かっていくために、本とペンを持とうと。テレビでみた彼女のスピーチの中で最も印象に残っていた言葉がこの本にも書かれていました。『ひとりの子ども、ひとりの教師、1冊の本、そして1本のペンが世界を変えるのです。』私、この言葉を聞いたとき鳥肌が立ったんですよ。日本では教育が義務となっていますが、どれだけ幸せなことなのか、思い知らされましたね。当たり前と感じていることは、だいたいが当たり前なんかじゃない。今の日本は、光が当たりすぎて見失ってきたものを思い出さなきゃね―⇒マララさん こんにちは 世界でいちばん勇敢な少女へ 2013年には、彼女の誕生日、7月12日を「マララ・デー」とすると宣言されました。宣言したのは国連です!彼女の意志が、多くの人に託されていることが嬉しくなりますね^^*私もしっかり受け取りました。大人向けと書きましたが、もうすでに学校で読んだよという小学生の子たちも多いようです。勉強できることの幸せを、息子くんにも感じてほしいな。頭がいいとか、悪いとか、そんなことじゃなくて。“知る”ことのできるこの環境がどれだけありがたいか。“知る”ことで命を狙われる人たちがいることもきちんと話してあげようと思います。もっともっと子どもたちの笑った顔が見たい^^そのためには、まずは笑ってる大人たちがもっともっとたくさんいる世界にならなきゃね。ではまた明日♪2つのランキングに参加しています。お手数おかけします。ポチッとしていただけると嬉しいです(σ*'3`)σ*―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―**―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―* 関連記事 絵本『泣けないサボテン』~なす かつら 文/KINA 絵~:感想: 絵本『マララさんこんにちは』~ローズマリー・マカーニー 文/西田佳子 訳~:感想: 絵本『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』~くさばよしみ 編/中川学 絵~:感想: スポンサードリンク ▲PageTop
Comment 吟遊紳士 says... "" 極めて個人的な話しですがタリバンは何故?女性蔑視なのか? となるとイスラム教まで話しが遡るのですが キリスト教・ヒンズー教・イスラム教の三者は似通った部分も多く 女性に対してもかなり差別的な宗教なのです。 じつは・・・仏教も女性蔑視の部分があります。 そもそも釈迦は女性の入信を認めていません。 ジャングルの原住民なども女性蔑視が多いのです。 腕力や暴力が支配する世界では女性は弱い立場にあった。 まともな先進国以外は現在でも女性蔑視です。 つまり本当に平等となるならば教育が必要と言う事。 雨降りさん says... "" 愛さん、こんばんは!! マララさん、本当にすごい方ですよね。 命を奪われかけても、世界のために再び立ち上がれる勇気。 こんな勇気と行動力のある女性がいる限り、そしてそれに賛同する女性たちがいる限り、希望が見えます。 私も私のできることで、世界に愛を伝えたいです!! レオン says... "" こんばんは。 世界の中には勉強をしたくても、できない子供たちが予想以上に多い。 貧困だったり、内戦だったりと。 日本では当然の様に学校があり、自由がある。 勉強できる環境が、どんなに幸せなことか。 子供たちに是非読んでもらいたい一冊ですよね。 はじめ says... "" ペンは剣より強し。誰かがそう言ってましたね。 このマララさんって方は・・・ちょっと心配です。メディアに露出しすぎてるような気がします。広告塔って意味もあるのでしょうが、それでまたテロ組織に命を狙われたら元も子もありません。 「怖いものがなくなった」と言っても、あなた(マララさん)が死んだら、周りの人が悲しむでしょ。 愛 says... "吟遊紳士さんへ^^" コメントありがとうございます^^ 女性蔑視の国の方が、まだまだ多いんでしょうかね。。 本来のイスラム教の教えはわりと好きなんですが、女性蔑視に関してはひっかかりますね。 仏教もそうなんですね! 私は知らないことだらけだな~; 日本だって、そういう倫理観はぬぐい切れていないですもんね。 女性が弱いのは認めます。 でも、蔑視するってのは違いますよ、うん。 男は女から生まれるんだぞ。 まあ何をいっても、まずは教育ですね^^ そういう活動をしている人たちって、すごいな。。 私は、やっぱり怖いもの。 愛 says... "雨降りさんへ^^" コメントありがとうございます^^ マララさんには衝撃を受けましたね~。 命をかけてでも、世界を変えるために立ちあがる勇気はどこからわいてくるんだろう。。 私は臆病だからできないけど、せめて彼女の意志だけは継ぎたいなって思いました^^ 私も私のできることで、愛を伝えていきますね♪ 愛 says... "レオンさんへ^^" レオンさん、コメントありがとうございます!^^* > 世界の中には勉強をしたくても、できない子供たちが予想以上に多い。 そうなんですよね。世界を知らない人たちの方がずっと多いんですよね。 日本という国で生まれて育って、麻痺していました。 教育を受けれる日々を、もっと大切にしなければいけませんね。 私も、学生時代に気づかなきゃいけなかったなあ。。^^; こういう本が普及して、この環境に感謝する時間を、子どもたちに作ってあげたいですね。 愛 says... "はじめさんへ^^" >ペンは剣より強し。 む。。難しいお言葉。。; そんな言葉があるんですね☆ 確かに、マララさんのこと心配ですね。 きっと今も誰かから命を狙われているのでしょうね。 命をかけて訴えてくれているのだから、私たちも耳を傾けて、その意思をしっかり継いでいかないといけないなと思いました。 そもそも、命をかけないと声を上げることができないこの世界が悲しいんですが。 そういっていてはいつまでも変わりませんもんね。 彼女の行動を無駄にしないように、私も彼女の想いを伝えていきます。 臆病だからできることは少ないけれど^^;