FC2ブログ

絵本であったからいふ

絵本のレビューを書いています。ときどき育児話も。絵本を通して、育児に不安がある方たちともふれあえるようなあったかい場所にしていきたいです^^
Posted by 愛~あい~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by 愛~あい~   2 comments   0 trackback

絵本『やさしさとおもいやり』~宮西達也 作~:感想:



『わしは、そんな ティラノサウルスのやさしさが、だいすきじゃった。』

『わしは、そんな ゴルゴサウルスのおもいやりが、だいすきじゃった。』



やさしさとおもいやり




今日紹介するのは、


宮西達也 作

【やさしさとおもいやり】
3歳ごろから~

<ポプラ社>


*―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―**―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―*



今日は、大人気「ティラノサウルスシリーズ」より、最も新しい作品を紹介したいと思います^^

2015年3月に発行されたこちらの「やさしさとおもいやり」
作者の宮西達也さんがとても大切にしておられるものが、そのままタイトルになった作品です。

便利なものに囲まれ、本当に豊かになった日本。
けれど、その副作用で「本当に大切なものが目にみえなくなってしまった」。
テストの点数や、お金も大事だけれど、「1番」ではないよ。
どんなものだって、「やさしさや思いやり」といった土台の上になければだめなんじゃないか、しあわせになれないんじゃないか。

そんなことを語っておられた宮西さん。

宮西さんの想いが詰められた作品です(*vωv)


この「やさしさとおもいやり」は、今までのティラノサウルスシリーズでとても大事な役を担ってきた、
「あかい実」を主人公にした物語です!

「あかい実の木」視点でお話が進んでいきます。

切なくも、たくさんのやさしさに包まれるような愛のあふれた絵本です^^




****あらすじ****

山のうえに、おおきなあかい実の木がありました。

その木は、300年前からずっと、恐竜たちが自分のあかい実を食べる姿を、幸せそうにみてきました。

ある日、山の片方からおなかをすかせたゴルゴサウルスが登ってきました。

その反対側から、はらぺこのティラノサウルスが登ってきました。

ふたりはあかい実の木の前で「ここはおれのなわばりだ」とケンカを始めました。

その時、近くの山が噴火をおこし、ふたりのいた山もくずれていきました。

ふたりはあかい実の木にしがみついていました。

揺れがおさまってみると、なんと、頂上にあかい実の木とふたりだけを残して、とても高い崖になってしまっていました。

どうしよう、これじゃ降りられません。

ふたりは、あてもなくただ日々を過ごし、どんどん痩せていきました。

木は、そんなふたりにあかい実を落としてやりました。

そのあかい実のおかげでふたりは元気を取り戻しました。

そして、毎日大事に大事に食べました。

雨の日は木がふたりを濡れないように守り、嵐の日にはふたりが木を飛ばされないように守りました。

幾日か経った日、ゴルゴサウルスが空飛ぶケツァルコアトルスに襲われケガをしてしまいました。

ティラノサウルスは看病しました。

自分のぶんのあかい実も、ゴルゴサウルスに食べさせました。

ゴルゴサウルスが元気になったころ、また揺れがあり、ティラノサウルスが崖から落ちそうになりました。

ゴルゴサウルスはティラノサウルスに手をのばして助けますが、このままではふたりとも落ちてしまいそう。

その時。

あかい実の木がふたりをグイッと引っ張ったのです。

やさしさとおもいやり2

あかい実の木は、やさしくておもいやりのあるふたりのことが大好きだったのです。

それからまた幾日か経ったある日、

いままでにないほどの嵐がやってきました。

ふたりは必死に木を守りますが、雷がおちて、根元から木がおれて吹き飛ばされてしまいました。

ふたりもいっしょに―

木は、最後のちからをふりしぼりました―

ふたりはどうなったのでしょうか―

あかい実の木は―

************




この絵本の読み聞かせを終えたあと、息子くんは、

「最初は木がふたりをまもって~、次はふたりが木をまもって~、次はティラノサウルスがゴルゴサウルスをまもって~、次は~、」
「みんながみんなをまもってるね」
「ふたりはケンカしてたのにね」

と言っていました。

子どもながらに、「やさしさとおもいやり」を感じとってくれたのだと思います^^


この絵本は、あかい実の木視点で話が進むと書きましたが、あかい実の木が話している時のレタリングはゴシック体なんです。
けれど、

あかい実の木が最後の力をふりしぼったあと、そのレタリングは明朝体に変わります。


つまり。。あかい実の木が話せなくなったということです。
明朝体の部分は、いわゆるナレーションです。

とてもさみしく感じました。そして、尊さを感じました。


レタリングひとつで、こんなにも感じとるものが違うのだと気づかされました。


悲しい物語のように思われるかもしれませんが、やはり宮西さんの作品です。
ちゃんと、心にあたたかさを残してくれますよ^^




⇒やさしさとおもいやり (絵本の時間)




今の世の中、私はおとなの方にこそ絵本を読んでもらいたいと思います。
おとなの方が笑って、泣ける絵本がたくさんあります。
宮西さんの絵本はその代表的なものだと思います。
短時間で読めて、わかりやすいのが絵本の魅力のひとつです。
ひとりで読んでも、読み聞かせでも、精神を安定してくれるものです。

本を読むのが苦手な方でも、絵本なら、きっと気楽に読むことができると思います^^
漫画感覚で、ぜひ手にとってみてください。
きっとあなたの心を潤してくれる作品がみつかると思いますよ(*’v`)b




●宮西達也さんの他の作品の感想はこちら↓
おまえうまそうだな(ティラノサウルスシリーズ)
ずっとずっといっしょだよ(ティラノサウルスシリーズ)
シニガミさん
シニガミさん2




ではまた明日♪


ランキングに参加しています。
お手数おかけします。ポチッとしていただけると嬉しいです(σ*'3`)σ

にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

*―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―**―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―*
スポンサーサイト
Posted by 愛~あい~   7 comments   1 trackback

絵本『ずっとずっと いっしょだよ』~宮西 達也 作/絵~:感想:


『ほ、ほんとうの おれのことを わかってほしい・・・』

『わたし、おじちゃんの ともだちに なってあげても いいよ』



ずっとずっといっしょだよ





今日紹介するのは、


宮西 達也 作/絵

【ずっとずっと いっしょだよ】
3歳ごろから~

<ポプラ社>


*―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―**―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―*



大人気ティラノサウルスシリーズより、今回は「ずっとずっといっしょだよ」の感想を書きたいと思います(*・ω・*)

以前、同シリーズより「おまえうまそうだな」の感想を書きました。

⇒「おまえうまそうだな」の感想はこちら

ティラノサウルスシリーズは、いろんな恐竜たちを通して、いろんな愛の形を伝えてくれています。

恐竜には、肉食草食がいますが、
その壁を乗り越える愛の形を、作者の宮西達也さんは見事に表現されています。

わかりあえない敵同士、違う種族が、ちいさな勇気ややさしさ、無邪気な心に触れ、次第に向き合っていく姿は、
今のわたしたちにとても必要なものではないかと思います。

この「ずっとずっといっしょだよ」の中でも、1つの愛が描かれていました。



****あらすじ****

むかし、あかい実が好きで、怖がりで弱虫なティラノサウルスがいました。

それは赤ちゃん恐竜でも怖くて、岩かげに隠れてしまうほどでした。

そんなティラノサウルスだけれど、ばったり会おうものなら、

他の恐竜は恐れて逃げ出してしまいます。

ティラノサウルスは肉食で、強くて怖い恐竜だと思われているからです。

このティラノサウルスは、走り去る恐竜たちを見ながらいいました。

やっぱりみんなオレを嫌ってる、本当の自分のことをわかってほしいと。

そのとき、「わたし、わかってるよ」という声が聞こえました。

その声の主は、プテラノドンの女の子でした。名前はプノン。

いつもおじちゃんのことを見てた、おじちゃんが好きだ、本当はとってもやさしいのにね。

それに怖がりで弱虫、なんて、ティラノサウルスが嬉しくなる言葉をくれたのです。

そして、ひとりぼっちのティラノサウルスに言いました。

「おじちゃんのともだちになってあげてもいいよ」

その日からプノンは、ティラノサウルスが強くなれるように、修行を始めました。

疲れたときは一緒に眠り、おなかがすいたら一緒に食べる。

何気ないこのひと時が、とても幸せでした。

ある日、辛い修行から逃げ出したくなり弱音を吐くティラノサウルスに腹を立てたプノンがどこかへいってしまいました。

何日も経ち、ティラノサウルスが気になって仕方がないプノンは戻ってみると、

ひとり修行を続けているティラノサウルスがいました。

そして、前よりも強くなっていたのです。

嬉しくなったプノンはティラノサウルスに抱き着きました。

そして、帰ってきてくれて嬉しいティラノサウルスは泣きながらいいました。

「これからはずっとずっといっしょだよ」

ずっとずっといっしょだよ2

つぎの朝、プノンがいません。

その時、「助けて!」というプノンの声が聞こえました!

いそいで声する方へ行くと、ゴルゴサウルスにつかまったプノンがいました!

ティラノサウルスは怖くてブルブル震えています。

そして、ごめんよといい、離れていきます。

けれど、

ティラノサウルスは、あの約束を思い出したのです。

「ずっとずっといっしょだよ」

ティラノサウルスは、無我夢中でゴルゴサウルスに立ち向かいました。

そして――

日が暮れたころ、全身傷だらけで横たわるティラノサウルスに泣きながらすがるプノンの姿がありました。

じつは本当は自分もいつもひとりぼっちだったんだというプノン。

泣きじゃくるプノンに、最後の力をふりしぼってティラノサウルスはいいます。

「ずっとずっといっしょだよ・・・」

************



あらすじ長い。。いや、もはやあらすじじゃない。。。??

ほんと、文章まとめるのヘタクソで長くなってごめんなさい。

けれど、絵本は何度も何度も読んで、本当に気に入ったものを手元に置いてほしいので、できるだけストーリーがわかるように書いています。


王道のストーリーといえばそうなんですが、やはり声に出して読み聞かせをすると、泣いてしまいましたヾ(。・ω・。)


本当の自分のことをずっと見てくれていたプノン。
そして、自分のために一生懸命になってくれるプノン。
ダメなときは叱ってくれて、いいときは一緒に喜んでくれるプノン。


そんなプノンが、いつしかかけがえのない存在になっていました。
プノンのために、強くなると決意したティラノサウルス。


ううう。。。鼻の奥がツンとします。。。。・+゚゚(うд´。)゚゚+・。


守るものが出来た時、人は強くなる。
なんてよく言いますが、そんな姿が恐竜をとおして描かれているのがこの作品です。




⇒ずっとずっといっしょだよ (絵本の時間)




今度、ティラノサウルスシリーズが映画になって公開されます。

⇒映画公式ページ

実は第2弾らしく、人気があるということなのでしょう!
全国で公開のようなので、嬉しいですね♪

6月6日(土)公開です(o^ω^o)


「あいしてくれてありがとう」
「であえてほんとうによかった」

この2冊をもとに、宮西達也さんがオリジナルストーリーを書かれたとのこと^^

ずっとずっといっしょだよ3

割引券が本屋さんにありました。
これ1枚で、3名まで使えます。

前売り券もあるようなので、興味を持った方はぜひ^^


声優さんの中に、竹内順子さんと山口勝平さんがいたΣ(´゚д゚`)
竹内さんはNARUTOのナルト。他。
山口さんは、怪盗キッドのキッド。他。

けっこう豪華でびっくり☆


●関連作品
あいしてくれてありがとう (絵本の時間)
であえてほんとうによかった (絵本の時間)




あと宮西さん情報といえば、

「宮西達也ワンダーランド展」というのがあるらしい。

残念ながらうちの近くではなかった(>ε<)チクショーメ




ではまた明日♪


ランキングに参加しています。
お手数おかけします。ポチッとしていただけると嬉しいです(σ*'3`)σ

にほんブログ村 本ブログ 絵本・児童書へ

*―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―**―゚+.。o○*☆*○o。.+゚―*
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。