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絵本であったからいふ

絵本のレビューを書いています。ときどき育児話も。絵本を通して、育児に不安がある方たちともふれあえるようなあったかい場所にしていきたいです^^
Posted by 愛~あい~

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絵本『子ぎつねヘレンの10のおくりもの』~いまいまさこ 作/田中伸介 画~:感想:



『ヘレン。覚えてる?ぼくらが出会った あの春の日のことを。』

『きみは ぼくの はじめての友だちになった。』



子ぎつねヘレンの10のおくりもの





今日紹介するのは、


いまいまさこ 作
田中伸介 画

【子ぎつねヘレンの10のおくりもの】
5歳ごろから~

<文芸社>


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昨日はご心配をおかけしてすみませんでしたm(_ _)m
おかげさまで、だいぶ回復いたしました!
訪問してくださったみなさま、ありがとうございました^^*



今日は、予告していた絵本の紹介をしますね。

こちらは、映画「子ぎつねヘレン」から作られた絵本です^^
映画の原作は、竹田津実さんの小説『子ぎつねヘレンがのこしたもの』。


ペットを飼われた経験のある方、命の儚さをみたことのある方。
きっと、この絵本に共感すると思います。

私たち人間は、この地球上の生き物たちから、どんなものをもらっているのでしょうか。



****あらすじ****

ヘレン。覚えてる?

ひとりぼっちだった僕たちが出会ったあの春の日のことを。

きみは車にはねられて、目も耳も不自由になっていたね。声も出なかった。

お父さんが「まるでヘレン・ケラーだ」って言ったから、きみの名前は“ヘレン”になった。

きみが死んで、1年がたったよ。

どんな命も、この世で生きたしるしに“おくりもの”を残していくのだと、お父さんが教えてくれたんだ。

ヘレン。

きみからのおくりものを、

ぼくは いくつ みつけられるかな―

************




絵本のタイトルが、ここで出てきます。
まるで映画をみているような気分になりました。


ここから、ヘレンからの“おくりもの”をひとつひとつみつけていく様子が、男の子の言葉で語られていきます。

全部で10こあるのですが、いくつか抜粋したいと思います。


においも味もわからないヘレンに、ミルクを飲ませてあげることが男の子の仕事でした。
手術を受けることも難しい小さな身体だったので、体力をつけなければなりません。

男の子はミルク(牛乳)が苦手でしたが、ヘレンに「飲まなきゃ大きくなれないぞ」とえらそうなことを言ってしまったので、ヘレンと一緒に、ミルクを飲みました。
そして、少し大きくなった男の子。

これが、ひとつめのおくりもの^^



走れないヘレンのために、男の子は苦手なスケボーの練習をしました。
スケボーの名前は“ヘレン号”。
男の子はヘレンと初めてみる景色を走り抜けました。

怖がりな自分が、大切なもののために勇気を出せたこと。

これが、みっつめのおくりもの。



ヘレンが来てから大変なことも多かった。
けど、男の子の家族は会話をすることが増えたのです。

たくさん泣いて、笑って、心配して。
今まで以上に家族が仲良くなりました。

子ぎつねヘレンの10のおくりもの2

男の子は、命はひとりぼっちじゃ生きていけないから、助け合って生きていくのだと気づきます。
ヘレンがこの家族にかけてくれた、みえないリボン。

子ぎつねヘレンの10のおくりもの3

これが、ここのつめのおくりもの。



ラストは、ナカムラミツル(326)さんの「やさしいあくま」という絵本に少し似ている部分もあります。

男の子がみつけたヘレンからのおくりものはどれも、あたたかくて、やさしくて、ひだまりのようなものでした。


男の子は最後にこういいます。


毎日が ヘレンからのおくりもの。



ヘレンが教えてくれたものは、男の子の心に種をまいてくれたようです。
そしてその種がやがて花ひらき、男の子を支えていくものになるのでしょう。


言葉を話せて、会話できたらいいのにとよく思います。
けれど、それができないからこそ、私たちは生き物の感情を想像します。
仕草をみて、こんなことを訴えているんだなって悟ることもできるようになりますね。

人間とはまた違う“命”に触れることで、
痛みや、やさしさ、愛情などを想像できるちからを私たちは教えてもらえるのだと、あらためて気づきました。




⇒子ぎつねヘレンの10のおくりもの 映画「子ぎつねヘレン」より




ちいさな身体で、懸命に生きている姿をみると、負けられない!って思います。
そして、いつまでも、どこまでもやさしい人間でありたいと思います。


映画「子ぎつねヘレン」は実話に基づいた作品だそうです。
この物語に出てきた男の子はきっと、ヘレンがくれたものを、今度は自分が他の誰かに与えられる人になっているのでしょうね^^*



ではまた明日♪


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絵本『シニガミさん2』~宮西達也 作/絵~:感想:



『な、なんてこと いっちゃったんだ。ブタくんに こんな ひどいこと してしまって・・・』

『でも ぼく やっぱり ウサギちゃんが ゆるせなかったんだ。』



シニガミさん2.




今日紹介するのは、


宮西達也 作/絵

【シニガミさん2】
5歳ごろから~

<えほんの社>


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※図書館のシール部分をふせんで隠しています^^



「この本を『大切な人、愛する人』をなくされたすべての人におくります」



この絵本を開き、最初に目に入ってくるところに書かれた、
作者、宮西達也さんからの言葉です。


私は、読み聞かせをしながら泣いてしまいました

「ごんぎつね」のような、
すれ違いのやりきれなさがありました。


ただ、そこからどう強く生きていくのかという宮西さんらしいメッセージがちゃんとありました。

こちらは、「シニガミさん」です。
この前作となる「シニガミさん」の感想は以前書きました。

⇒「シニガミさん」の感想はこちら


前作とはまた違った、
「生」「死」の形が描かれていました。



****あらすじ****

誕生日はみんな知っているけれど、自分が死ぬ日を知っている人はいませんね。

それを決め、知っているのは「シニガミ」です。

おはかの前で、ウサギちゃんごめんなさいと謝りつづけ泣いているブタくんがいます。

ブタくんはシニガミさんに「ぼくをウサギちゃんのところへ連れて行って」といいます。

そんなブタくんにシニガミさんは、どうしてそうしてほしいのか理由を聞きます。

ブタくんは、仲良しのウサギちゃんの話をはじめました。

それは、いつもどんな時でも一緒にいた仲良しのウサギちゃんと、

あることでケンカをしてしまったという内容でした。

そして、仲直りできないまま、ウサギちゃんはなくなってしまったのです。

だから自分を連れて行ってというブタくん。

そんなブタくんを連れて行く前に、シニガミさんは話をします。

ケンカをしたあとの、ウサギちゃんの本当の姿の話でした。

それを聞いたブタくんは大きな涙をつぶを流し、泣き出しました。

ブタくん。

ウサギちゃんのために今できることは、なんだと思う?

************



ブタくんは最後まで「ウサギちゃんのところへ連れて行って」というんです。

そして、そんなブタくんを、シニガミさんは叱ります。


ウサギちゃんがブタくんに望むこととはなにか。



ケンカのきっかけを作ったのはウサギちゃんでした。
でも、ブタくんも言葉が足りなかったんです。
そして、理由を聞かずに、お互いにひどい言葉を言い合ってしまいます。


それからは、
すれ違ったり、相手の思いを受け止めきれず跳ね返したり、誤解をしてしまったり。。。

一度でも、ちゃんと話し合うことができていたら、きっと仲直りは簡単だったんです。


ウサギちゃんは最後まで、ブタくんと仲直りするために考え続けました。
けれど―。


ブタくんは意地をはったせいで、大切なものを失ってしまいました。
あの時、素直になれていたら。
本当はウサギちゃんと仲良くしたいという気持ちを忘れずにいられたら。


ウサギちゃんはブタくんに伝えてほしいと、“ある思い”をシニガミさんにたくしました。

そしてその“ある思い”を聞いたブタくんは、強く生きていくことを決意します。


この“ある思い”というのは、
きっと、天国の人たちが今を生きる人たちに願うことと同じではないかなと私は思います^^


もしかすると、子どもたちには、ただ悲しいお話となってしまうかもしれません。

一緒に読めるときは、どうか宮西さん(ウサギちゃん)からのメッセージを強く伝えてあげてほしいと思います^^

きっと生きていく勇気になっていくと思います。




⇒シニガミさん(2)




私は、わりと「死」というものと触れるのが多い人生でした。


いとこ、親友、同級生、バイト先の常連さん。


どれも多感な時期で、それはもう受けとめるのは容易ではありませんでした。
親友なんて、数か月は泣いてばかりで、授業どころじゃありませんでした。

全て突然の死で、未だに悔しいし辛いです。


でもやっぱり、ここで大事なのは、
宮西さん(ウサギちゃん)からの“ある思い”なのだと思います。


残された人の使命ですね。


こういう作品を読むと、とても救われます(´^ω^`)


前作と違い、「死」をはっきりと描いた作品です。
苦手な方、今読むのがとても辛い方がいましたら、すみません。


けれど、私たちは「死」というものから逃げることはできません。

どう受け止め、どう生きていくのかを考えるということは、
とても救われるきっかけになると思います。


思い出すと泣いちゃうし、気休めなのかもしれないけれど^^;


天国にいる大好きな人たちといつか会ったときに、
胸をはっていられる自分でいたいなと思います^^


シニガミさん2-2


ではまた明日^^


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